3 社会的共創知能グループ


■目的


 人に酷似した構造・知覚基盤を有するロボットの開発を通じ,人と関わる知的なコミュニケーション機械の原理,さらには人の社会発達の原理を探求する.他者や周りの環境に対して,すなわち自身の属する社会において,行動すべきタイミングを計れるようになることは,ロボットが人との,また乳幼児が大人とのコミュニケーションを成立させるために必要不可欠な発達過程であると考えられる.本グループでは,このタイミングに視点をおいた,対人関係における発達過程を実現・モデル化するため,ロボットの全身知覚,全身運動,非言語コミュニケーションを題材とした時間的調節の発達メカニズムを構築し,乳幼児のタイミングに関する認知発達の観察を並行して進めていく.
 取り組む大きなテーマは3つであり,それぞれ,認知科学研究,ロボット工学研究,認知科学-ロボット融合研究に対応している.すなわち,認知科学研究で人間の社会発達を理解し,ロボット工学研究で高性能な人間型ロボットを実現し,認知科学-ロボット融合研究で,社会的にも発達する人と関わるロボットを実現する.